「世田谷のボロ市2024」完全ガイド|日程・見どころ・楽しみ方・子どもにも分かる雑学解説付き<12/15.16・1/15.16>
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2024年11月9日(土)に行われた「こもれび秋祭り」。4月の春祭りから約半年が経ち、駒沢のみなさんにより楽しんでもらえるよう、パワーアップしての開催となりました。
今回は、駒沢周辺のおいしい飲食店に出店いただいたり、しみん先生たちによるワークショップや小さなBOOKマーケットも。駒沢の街のあちらこちらからたくさんの方が、こもれびスタジオに遊びに来てくれました。みなさんの笑顔あふれる1日の様子を、こもれび記者・とりのささみこさんによるレポートと、SATOMI-Nさんの写真とともにお届けします。
秋晴れの日差しが降り注ぐ、こもれびスタジオ。入ってすぐ目にとまるのが小さな古本屋さんです。<M・BOOK><かや書店><COHABOOK>など、店主がそれぞれにつけた名前の本屋が4ブース。「この本知ってる!」「エルマーだ!」と、友だちとしかけ絵本を開いたり、図鑑に夢中になっている姿も見られました。赤ちゃん連れのお父さんは、バギーを押しながら3冊の絵本を購入。
来場者の中には、駒沢の子どもたちのためにとスタートした「こまざわ文庫」に本を寄贈してくださった方々も。誰かが大切に読んだ一冊が、誰かの大切な一冊になるーー。そんな循環が生まれた小さなBOOKマーケット&こまざわ文庫でした。
スタジオのキッチンからは公園通りのチャイ屋さん〈awhilechai&soda〉のチャイのいい香りが漂ってきました。お子さんと来ていた女性は「2週間前にはじめてお店に行ったんですけど、店主の古川さんとすごく仲良くなって、また会いたいなと思って」遊びに来てくれたとのこと。
一方、息子くんのお目当ては木片を使ったネームホルダー作り。小さくカットした木片に電熱ペンで、自分の名前やイニシャルを焼きつけていきます。木片は、駒沢大学駅前で建設真っ只中の駅前商業ビルの工事現場で出た廃材から切り出したもの。自分の名前やイニシャルを入れる子が多いなか、スタッフに「この絵はできる?」とお気に入りの絵柄をリクエストする子も。子どもたちは、できあがったネームホルダーを大事に身につけていました。
お昼になると、駒沢大学駅から徒歩2分の〈クラリetトラン〉の特製ハンバーグ弁当が到着! さっそくお弁当を食べていた男の子は「ソースがおいしくて、肉の味がしっかりしてる!」ともりもり食べていました。「近所なので、家族でも食べに行ってみたいです」とうれしい声も。
BOOKマーケットの隣には世界各国の豆のおいしさを伝える出張コーヒー店〈Coffee & Dogs〉がオープン。あるお客さんは、「子どもの学校でチラシが配られていたので、友だち同士で『行ってみようよ』という話になって」、親子連れで遊びに来てくれたのだとか。
午前に行われたのは、しみん先生として活動する橋本絵美さんによる「”和“を感じるお茶とお茶菓子のワークショップ」。事前予約制にもかかわらず、子どもからご年配の方まで、満員御礼! 小さな和菓子とともに、お抹茶をいただきながら茶道について触れる、おいしい時間となりました。*しみん先生は、駒沢エリアに出張先生もしています。
つづいて、バイオリニスト内山ふみさんによる生演奏! バイオリンという楽器はどこで生まれ、何でできているのかといった知ってるようで知らない豆知識や、子ども用の小さなバイオリンを見せてくれたりと、改めて知ることばかり。「バイオリンを身近に感じてもらいたい」と、私たちが聞いたことのあるサイレンの音などをバイオリンの音階で再現すると、子どもたちもびっくり!
2025年2月2日(日)には、しみん先生として内山さんによるコンサート&ワークショップも開催予定! バイオリンに触れたことのないお子さんも実際に体験できるチャンスですよ。公式LINEに登録すると、詳しい案内が届きます。
午後には、こもれびプロジェクトによる部活動の紹介も行われました。「みんなの本プロジェクト」、「こもれび映画部」、「駒沢の生活史」、「ブラックラムズ応援部」「こもれびマガジン編集部」など、現在、始動している部活動について、それぞれ部員たちがプレゼンテーション。興味がおありの方は、いつでもご参加くださいね。
絵本の読み聞かせは駒沢に住んでいるママ、まりさんとミカコさんから。緑豊かな駒沢エリアにちなんだ自然をテーマにした本2冊と、子どもたちと一緒に『おおきなかぶ』をかけ声とともに読み、あっという間に楽しい時間は終了となりました。
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春に続き、二度目の”お祭り”開催となった今回。「初めてこもれびスタジオに来た」という方も多く、こもれびプロジェクトがじわじわと駒沢の街に広がっていることが感じられました。
「地域のイベントに参加したことがあまりなくて……。こうしたつながりがきてうれしいです」と話してくれたのは、小学生の子どもがいるお母さん。書道の先生をしているそうで、「しみん先生もやってみたい!」とのこと。どうやら近く、実現しそうです。
そして、うれしかったのは、1日を通してたくさんの子どもたちが遊びに来てくれたこと。これからもこもれびプロジェクトが、駒沢のみなさんにとって楽しい拠点になるといいなと思いました。
【取材を終えて】
印象的だったのは、秋祭りを”つくる”側と参加者の間に、へだたりがなかったこと。お店の方も、しみん先生も、遊びに来てくれた人たちも一緒になって楽しんでいる。「ここにいるみんなで、この場所をつくっているのだな」と温かい気持ちになりました。
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駒沢エリア在住・ライター・駒沢の生活史・こもれび映画部にも参加中 / 街や暮らしの”居心地のよさ”に興味がある。
photo SATOMI-N