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駒沢の街で噂の名店を訪ね、勝手にいいとこレポをするシリーズ。第6回目は、駒沢大学駅前で昔から変わらず、おいしいお豆腐を作り続ける〈安達屋〉へ行ってきました!
昔ながらのお豆腐屋さんとして昭和6年(1931年)から営業している〈安達屋〉。2021年にリニューアルし、白木造りの素敵な店構えに。駒沢大学駅前の交差点からすぐ、駒沢病院の向かいに位置しています。三代目店主の武藤常陽さん、雅江さんが迎えてくれました。
お豆腐屋さんといえば、昔は魚屋さんや肉屋さん、八百屋さんと同じく商店街や街には必ず一店舗はあったもの。しかし、今ではその数は激減。スーパーでパック詰めのものを買うことがほとんど。ですが、〈安達屋〉はこの地で昔から変わることなく、お豆腐を作り続けています。
店主の常陽さんが大切にしているのは、「毎日食べてもおいしくて、飽きのこないもの」。基本となる大豆は、佐賀県産のふくゆたかを使用。たんぱく質の多い定番の大豆とのこと。冷奴、お味噌汁、冬になれば湯豆腐と、私たちの日常の食卓には欠かせないお豆腐は、「たまに食べるご馳走じゃないですからね」と常陽さん。
ホームページにもある「安達屋のお豆腐は、大切な人のための豆腐です」という言葉は、あることをきっかけに生まれました。
「おばあちゃんが、最近お孫さんが離乳食でお豆腐を食べられるようになったからと買いに来てくれることがあって。『最初はちゃんとしたものを食べさせてやりたいから』って。そういうふうに大切な孫や子どもに食べさせたいと、うちの豆腐を買ってくれる。それをそのまま言葉にしました。でも、お母さんやおばあちゃんは忙しいから、自分のことは後回しになっちゃうこともある。だから『自分の分も忘れないでね』って書いたんですよ」(常陽さん)
一番人気の木綿豆腐、絹ごし豆腐、油揚げ、厚揚げなどの定番商品に加えて、オススメなのは、自然薯が入ったお豆腐と、お野菜がたっぷり入ったがんもどき。焼いて温めれば、ビールのおつまみに最高です!
妻の雅江さん考案の「おからボール」は、細かく刻んだニンジン、ゴボウ入りのおからを丸くして油で揚げたもの。
「おからの煮物を作って出してたんですけど、子どもって食べないじゃないですか。小麦粉を加えて焼いて出してみたら、『揚げたらもっとおいしいんじゃない?』と子どもに言われて。やってみたらおいしかった(笑)。ケチャップをつけて食べるとおやつにちょうどいいんです」(雅江さん)
ほかにも、ざるに入った「ざる豆腐」は、自然な重みで余分な水分が落ちることでおいしい味だけが残って濃厚な味わいに。「やっぱりね、自然のリズムで作った木綿豆腐はおいしいんですよ。これしか食べないお客さんもいます」(常陽さん)
ご近所の方に愛される〈安達屋〉ですが、駒沢から別の場所へ引っ越してからも通ってくれる人がいたり、駒沢病院で一年に一度、健康診断の時に楽しみに通ってくれる方もいたり…。松陰神社前にある〈焼鳥 すみび屋 泰〉や〈お酒とごはん にじみ〉は、お店で〈安達屋〉の豆腐を出してくれたり。
一口食べれば、きっとまた食べたくなってしまう。そんなおいしくて、体にやさしい豆腐を、ぜひ今日の食卓の一品に加えてみてはいかがでしょうか?
とうふ 安達屋
住所:〒154-0011 世田谷区上馬4-5-5
営業時間:11:30〜19:00
定休日:日曜、祝日、不定休あり
電話番号:03-3421-0397
Web:https://adachiya-tofu.jp/