駒沢エリアの情報

駒沢エリアの台所を支えるのは、昔からある八百屋さん〈遠慶青果店〉でした。【駒沢エリア・噂の名店取材⑦】

駒沢の街で噂の名店を訪ね、勝手にいいとこレポをするシリーズ。第7回目は、駒沢エリアでひときわにぎわう老舗の八百屋さん〈遠慶青果店〉へ行ってきました!

地元の人たちに大人気! 246沿いにある老舗の八百屋さん。

国道246号と駒沢公園通りが交わる駒沢交差点に位置する八百屋さんといえば〈遠慶(えんけい)青果店〉。新鮮な野菜や果物が所狭しとならぶ店内は圧巻です! 朝から途切れることなく訪れるお客さんで、店内はいつもいっぱい。

246沿いにあるお店で、広々とした店内はたくさんの人でいつも大にぎわいです。

社長の持田徹直さんによると、昭和20年代、ここは、二子玉川と渋谷を結ぶ路面電車「玉電(東急玉川線)」の「駒沢停留場」があり、いろいろなお店が集まるマーケットだったそう。写真とともに、昔の駒沢エリアの雰囲気を教えてくれました。

「向かいにあるファミリーマートが銭湯でね、昔は氷屋さんもあって。うちは駅舎の裏側にあって、そこは10店舗ぐらいが集まるマーケットだったんですよ。いま駒沢大学駅があるのが『真中』(まなか)っていう駅でね。『駒沢停留場』は乗降客が多かった。駒沢停留場が終点で折り返しする電車もあってね。246沿いは個人店がたくさん立ち並ぶ商店街だったんですよ」(持田さん)

1976年に竣工したマンション「シャトレー駒沢」の昔なつかしい広告も。1階に入居し、いまと同じ場所でお店をオープンしたのだそう。

家族総出でお店を切り盛り! 果物問屋から野菜も扱う青果店へ。

昔は果物専門店だったそうですが、時代に合わせてしだいに野菜を置くようになり、いまのかたちのお店になったとのこと。昔はお店の上で暮らし、いまも変わらず、ご家族総出でお店を営んでいます。持田さんの娘・武田慶子さんはもちろん、お孫さんもお店を手伝ってくれるのだといいます。

持田さんの姉・望月浩子さんは、昔からお店の顔としてメディアにも登場しています。
築地にあったという本家から、分家となり駒沢の地へ。昔の看板も飾ってあります。

旬の野菜で、季節を感じる。品ぞろえ豊富で迷う楽しみも。

なんといっても〈遠慶青果店〉の見どころは、野菜の種類の豊富さ! 値段もお手頃で、あれもこれもとかごに入れ、いつのまにかいっぱいになってしまいます。

「ある程度、種類を多くしないとね、ウィンドウショッピングと同じで、見ながらいろいろ選べるように品物はいろんなものそろえないと。どの商売でも、『あれも買おうかな、これも買おうかな』って迷った方がいいでしょう」(持田さん)

トマトひとつとっても種類がいっぱい! 「アイちゃん」「甘えんぼう」「とよはしのトマト」がおいしいと教えてくれました。「野菜にはね、おいしい時期があるの」と持田さん。

ミニトマトの「アイちゃん」は、甘くて味が濃くてジューシー! 
春が旬だという「とよはしトマト」もつやつやでおいしそう。
青菜も種類豊富! 山東菜、わわ菜(ベビー白菜)など珍しい野菜も。手前に並ぶチンゲンナバナのポップには「春を食べる」の文字が。
4/30(水)までは、「せたペイ」で20%還元キャンペーンでお得にお買い物も!
旬のいちごも298円とお買い得に! みなさん1パック手にして、レジへ向かっていました。

新鮮な野菜や果物が目に入るたびに、思わず手が伸びてしまいます。季節ごとにおいしい野菜や果物もいろいろ。とびきり旬のおいしいものに出会うなら〈遠慶青果店〉へ。一番おいしい時期を知っているのは、やっぱり八百屋さんなのです。

遠慶青果店
住所:〒154-0011 世田谷区駒沢3-1-1
営業時間:10:00〜17:30
定休日:水曜、日曜、祝日
電話番号:03-3414-6063
Instagram:https://www.instagram.com/enkei1029/

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