“こもれび秋祭り”報告・駒沢の人気店も出張オープン! 子どもから大人までが大勢集まり、秋の1日を満喫しました!
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- こもれび記者
- 駒沢こもれびプロジェクト
こもれびスタジオ初のイベントとして開催されたオーガニックリビングスペシャリスト・Risaさんによる「食」のイベント。食の知識とともに、Risaさんプロデュースのオーガニック料理をいただける有意義なイベントとなりました。
イベントを終えて、Organic Café&Restaurant『RORGANIC』オープンに向かって歩み出したRisaさんにお話をお伺いしました。後編ではイベントの手応えからRisaさんのポジティブマインドの源流、さらに今後の展望までさまざまに語っていただいたお話をお届けします。
ーー本日は素敵なイベントをありがとうございました。今回Risaさんにとって初めてのイベントでしたが、イベントを終えての感想を教えてください。
参加してくださった皆さまが「日曜日のお昼にこもれびスタジオに来てよかったね」と帰りに話せるようなイベントを目指していました。伝えたい思いがある分、お話が長くなってしまったのですが、私自身リラックスしながら楽しくお話できたのがよかったです。
ーーRisaさんがプロデュースしたオーガニック料理を初めてお客さまに食べていただいたと思うんですが、Risaさん自身どういう心持ちだったのか、またお客さまの反応はどうだったのか教えてください。
私が自信を持っておいしいと思うオーガニック料理を提供したのですが、みなさまにおいしいと受け入れてもらえるか、不安はゼロではありませんでした。でも皆さんすぐに料理を食べてくださって、感想をお伺いしても「すごくおいしかった」とおっしゃってくださいました。中には「マキ(センス・オブ・マキ コルシカの贈り物)ってスパイスがおいしかった」と具体的に教えてくださった方もいて。本当においしく召し上がっていただけたんだなという実感があって嬉しかったです。
ーー本当においしかったです!スパイスが素材の旨みを引き出してくれていて、特にスパイスカレーはパンチが効いてるのに優しい味がしました。なかなかオーガニック料理を食べる機会もないので、体験としてもおもしろかったです。
ありがとうございます。私もいろんなカレーやオーガニック料理を食べてきたんですけど、味に対して物足りなさを感じることが多かったんです。選択肢がないから妥協してオーガニック料理を選ぶのではなく、おいしいからオーガニック料理を選びたいと思えるような料理を目指しました。
ーーレストランの企画やプロデュースは規模の大きい事業となりますが、どこを見通しながら活動されていますか?
私自身の健康や食について発信をすることで、悩んでる人を1人でも救いたいと思っています。これまで経営の経験もないですし、特別誰かの上に立ちたいというタイプでもありません。なので、まずは悩みが少しでも軽くなるポジティブな考え方を自分の周りから広めていって、さらに周りのお友達にも広がっていって、周りにいる人たちと関わっている人みんなが元気になるような環境を作っていきたいと思っています。
ーーレストランをオープンしたいと思うエネルギーはどこから湧き上がってきたものなんでしょうか。
乳がんという病気の反動かもしれません。乳がんが発覚した時は本当に衝撃が大きくて「こんなに辛いんだ」と思いました。先進国の中でも特に日本はがんを患う人が増えていて、これまで自分の周りにいなかっただけで、病気の悩みを抱えて辛い思いをしている方はいっぱいいます。そんな方たちの存在を無視することはできないという思いがエネルギーになっています。
ーー現在は航空会社に勤めてらして、そこから事業を始めることはとても勇気のいることだと思います。いろんなきっかけがあったと思うんですが、ガラリと事業を始める方向に転換されたのか、もしくは気持ちを徐々にシフトしていったのか、どちらだったんでしょうか?
ガラリと気持ちを切り替えられたと言えたらいいんですけど、やっぱりそんなに単純なものではなくて。キャビンアテンダントの仕事はずっとやりたかった職業ですし、飛行機も大好きです。でも、日本ではがんが増えてるといっても全員が体験するわけではないですよね。ならない人の方が当たり前に多いと思うので、がんを経験した自分には任せられた使命があるというか、自分が発信していかないとという想いがありました。
ーー病気になってそう思える人はなかなか少ないと思います。昔からそういうマインドで生きてきたんでしょうか?
やっぱり育った環境の影響が大きくて、私の母はスーパーポジティブなんですよ。もちろん初めからポジティブに変換できる人間ではなかったんですけど、「意味なく起こる出来事はない」というマインドで生きています。マイナスな出来事が起きても「なんで起こったんだろう?」とまずは考えます。がんを患って自分が不幸と思うか、自分にしかできない経験をしてると思うかも、捉え方次第です。キャビンアテンドの試験にも何回か落ちてるんですけど、落ちた時はまだ入る時期じゃなかったと考えていて。現に今は最高のメンバーと働けています。嫌と思える出来事にも必ず意味があるというのが今までの人生で得た学びなので、乳がんという病気にも意味があるという考え方に自然となっていきました。
ーーレストランオープンまでどういうステップを踏んでいく予定なのか、今後の展望をお聞かせください。
オープンの準備を進めながら、ケータリングやデリバリーのサービスでもオーガニック料理の発信をできるかもしれないです。実際にケータリングのお話もいただいているので、需要はあると思います。本日のイベントでも試作品をお出ししたんですけど、オーガニックビールを作ることにも挑戦しています。やっぱりお酒はネガティブな印象を持たれがちですよね。私自身もお酒は好きなので「ビールを飲むならオーガニックビールの方がいいよね」というような選択肢を増やしていきたいです。
ーーレストラン以外にも幅広く取り組まれる予定なんですね。
食事以外にも健康やオーガニックに関係するもののプロデュースをしたりと、将来的にはライフスタイルに関わる部分も含めてやっていきたいと思っています。まずはレストランオープンが一番の目標なので、一歩ずつですね。
ーーそれは楽しみです。今後もお料理に関してはHerbariaさんと一緒にやっていく予定でしょうか?
Herbariaのスパイスは本当に大好きでずっと使っているので、今後もHerbariaのスパイスを使った健康的でおいしいオーガニック料理を提供していきたいです。他にも有機野菜を栽培している農家さんなど、自分がおいしいと思うオーガニックのものがあれば、積極的にコラボしていきたいです。何より一番は楽しくやっていきたいですね。
ーーRisaさんのモットーは「楽しく」なんですね。
基本的にずっと人生はやりたいことをやる、ワクワクしないことはやらないという想いで生きてきました。どうせ大変な思いをするなら、自分がやりたいこと、ワクワクすることをやっていきたいです。
ーー素晴らしいポジティブマインドですね。ありがとうございました!
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夢に向けて突き進んでいくRisaさんからはポジティブなエネルギーがほとばしっていました。こもれびマガジンでは今後のRisaさんの活動も追っていく予定です。応援のほどどうぞよろしくお願いします!
photo ikuko soda
text senmi lee