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「達磨とだるまさん」駒澤大学で開催中!だるまの由来、知っていますか? 学生たちが企画から携わったユニークな企画展<会期残りわずか・入場無料> 

第18回駒澤大学博物館学講座企画展「達磨とだるまさん」
会期:〜2024年12月21日(土)まで
会場:駒澤大学禅文化歴史博物館2階企画展示室
開館時間:10:00~16:30(最終入館16:15まで)
主催:駒澤大学博物館学講座
問い合わせ先:駒澤大学禅文化歴史博物館 03-3418-9610
web:https://www.komazawa-u.ac.jp/facilities/museum/topics/2024/1126-16585.html

「だるま」に実在モデルがいた!?

縁起物として広く知られる「だるま」。赤い「張り子の人形」はもちろん、「だるまおとし」や「だるまさんがころんだ」などの子どもの遊びとして今なお、私たちの暮らしの中で親しまれています。

この「だるま」の由来は、禅の思想をインドから中国へ伝えた「菩提達磨」という僧にあるのはご存じですか? なんと実在の人物がモデルなのです!

駒澤大学内にある〈禅文化歴史博物館〉で開催中の企画展「達磨とだるまさん」では、

そんな菩提達磨が登場する最古の文献をはじめ、駒澤大学が所蔵する貴重な資料を紐解きながら、達磨の伝説、達磨の姿が描かれた禅画の達磨図、達磨の教えについて、わかりやすく展示。最後には、現代に親しまれている私たちが知る身近なだるまさんも紹介しています。

企画、運営は学生たち。見どころは?

実はこの企画展、駒澤大学「博物館学講座」の授業の一環でもあります。

博物館学芸員を目指す3年生の学生たちが、4月から週に一度の授業を通して、企画を考え、資料を収集し、実際に企画展をつくって運営する、という一連の流れを自分たちで行なっています。

取材時、解説員として常駐していたのは、文学部国文学科の吉田季叶さん(左)と、歴史学科の西村咲さん(右)。2人は来訪者の質問に答えたり、学芸員さながら!

吉田さん「駒澤大学の図書館や博物館に収蔵されている、普段は見られないような貴重な『だるま』が展示されていることでしょうか。張り子の人形のだるまはみなさん知っていますが、意外とそのルーツまでは知らないと思うんです。なので、だるまのことを知って、より親しんでもらいたいなというのが今回の展示のテーマになります」

大変だったことを聞いてみると……

吉田さん「テーマ決めから全部だったので大変なことが多すぎて……(笑)」

西村さん「資料を借用する過程ですね。図書館や博物館に資料の貸し出しをお願いしたり、特に外部との連絡が大変でした」

会期後半が一番充実しているかも!

企画や展示は初めて、という学生たち。実際に開催してみてから、ライトの当て方や資料の展示の方法など改善点が見つかるたびに、展示内容を少しずつ変えてブラッシュアップしているのだとか。

吉田さん「少しずつ改善しているので、12月2日の初日と今ではだいぶ違っています。最終週が一番充実していると思います!」

12月21日(土)で終了となるため、今週いっぱいが一番の見どころになっていることでしょう!

先生や先輩からは厳しい叱咤激励がありながらも、外部の人や職員さんからは「とても学生の展示とは思えない!」とお褒めの言葉があったのだそう。

毎年12月には、学生たちが手がける企画展が見られるとのことなので、ぜひ足を運んでみてください。

お昼は校内の学食によるのもオススメです!

KOMAZAWA
COMOREVI
PROJECT_.
駒沢こもれびプロジェクト